しまスタブログ
醤油の「魔法」
2009年12月1日
こんにちは。
あるお醤油屋さんがWEBマガジンの取材を受けるということで、これに立ち会う機会を得ました。
自社商品を使った料理紹介のコーナーに掲載するとのことで、社長の奥様が作ってくださったのが、
これ!!!
【生姜ごはん(ちょっとブレててごめんなさい、奥に見えているのは「ちまき」)】
私も味見をさせてもらえることになりました。
だし醤油と生姜のこうばしい香りが何とも言えません。
これなら食欲がないときでもいけそうです。
それに鶏肉と油揚げが本当にいい味を出しています。
シンプルな組み合わせなのに、こんなに深い味わい…
これはきっと、島根の醤油の「魔法」です。
島根の醤油は、「再仕込み醤油」と言って、生醤油で仕込んだ醤油、つまり、二度醸造した醤油が
主流です。「九州の醤油に似ていますね」とよく言われますが、製法が同じ。
甘みがあって、刺身などにもよく合います。
醤油の国内消費量が毎年減り続けている中、島根県の醤油の製造量は近年増加傾向にあります。
昔ながらのこだわりの味が全国的に認知され始め、県外への出荷が増えているようです。
総務省の家計調査を調べてみると、松江市が全国の県庁所在地の中で、
醤油に一番でお金をかけていることが分かりました。全国平均の約1.8倍のダントツ第1位!
一方で、数量ベースでは全国平均の1.3倍程度ですから、島根県の消費者が、
ナショナル・メーカーの安い醤油の誘惑に負けず、地元の美味しい醤油を
愛し続けていることが窺えます。
これも島根の醤油の「魔法」に違いありません。