しまスタブログ

2009年12月4日
こんにちは。
島根県には、神代の昔から長い歴史がありますが、薬草に関しても、出雲国風土記によれば当地から
産出される薬草の数は61種。播磨国7種、常陸国2種に対して、その数の多さは群を抜いていました。

　　　　　　　　古代出雲古代出雲が豊かであったのは、この豊富な薬草資源を交易に使っていた

ためという説もあるようです。（ 古代出雲の医薬と鳥人 』間壁葭子／著 ）
県では上記の歴史も背景にしながら、しまねの健康食品を全国の方々に
召し上がっていただけるよう、加工方法の開発や展示会への出展により
販売先を増やしているところです。
例えば、エゴマという素材があります。

　　　　　【エゴマ（本体）】　　　　　　　　　　　【エゴマ（種）】
名前はゴマに似ていますが、ゴマとは別種のシソ科の植物であり、種子を絞った油は、
一般的な植物油と異なり、αリノレン酸という必須脂肪酸が主成分となっております。
αリノレン酸は、体内でDHAやEPAに変換される健康に良い成分として近年注目されています。
島根県には、このように健康にも配慮したおいしい食品が数多くあり、
それらをいただきながら創造的な仕事にも取り組んでいきたいと思っているところです。