しまスタブログ
島根で家を建てるvol.6《上棟式》
2009年12月28日
こんにちは。
地鎮祭から一ヵ月半。上棟式の日を迎えました。
12月6日、昨日までの風雨は収まりましたが、肌寒い朝となりました。
7時30分過ぎから棟梁と一緒に建物の四方を塩と梅干とお酒で清めます。
8時から棟上開始。8人の大工さん達の手により柱が立てられ徐々に建物の形が現れてきます。
午後4時には、地縄張りのときには狭く感じた我が家が堂々と目の間に姿を見せました。
家は小さいながら特徴である大屋根は想像していた以上の存在感があります。
午後4時半、いよいよ上棟式です。
上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って棟上げまで工事が終了したことに感謝し、
無事、建物が完成することを祈願する儀式です。
大工の方への感謝の気持ちを表すものでもあるそうです。
建物の中央に設けられた祭壇には、幣串(へいぐし)と棟札(むなふだ)を飾りお供え物をします。
その前に施主、棟梁、工務店代表、建築士が並び、棟梁がよく通る声で祝詞を読み上げた後、
参列者がメザシ、お米、お酒を、それぞれエイ、エイ、エイの掛け声で振りながら祭壇のまな板の上に置き、祈願しました。
式の最後は2階に上がり餅撒きです。
小さい頃、実家のある神社の祭りで餅を拾ったことはありますが、餅撒きは初体験。
近所の方や友人、建築士さんが講師を務める大学の学生など30人あまりの方に集まっていただき賑やかに行うことができました。
上棟式も地域の特色があり、工務店によってやり方も少しずつ異なるそうです。
最後は、大工と工務店の皆さんに折り詰めとお酒を配り、滞りなく上棟式が終わりました。
あたりはすっかり夕暮れです。その中に建つ新しい我が家を振り返りながら帰途に着きました。
これから屋根の石州瓦が葺かれ、床が張られ、壁ができ、建具が入り、我が家が出来上がっていきます。