しまスタブログ
島根で家を建てるvol.7《雪と左官仕事》
2010年3月11日
こんにちは。
12月6日の上棟式から早3ヶ月。
やっと家の完成の日が近づいてきました。
当初の予定では2月末に家の引渡しを受けることになっていましたが、20日余り伸びてしまいました。
というものも気温が低い日が続き、外壁とお風呂の工事が遅れたからです。
島根県は東西に長い県で、海岸線は200kmを超えます。
私の生まれた益田市は比較的暖かく、冬でも雪の積もることは滅多にありません。
一方、東部は雪が多く、私が松江に住み始めた20年以上前は冬になるとかなりの雪が積もり、
雪に足がズボズボと埋まりながら職場に行ったこともありました。
最近では雪の量はずいぶん減りましたが……。
雪は暮らす上では厄介なこともありますが、私は雪を見るのが大好きで、
何だかワクワクしてくるのです。
大阪生まれの夫も雪が降ると嬉しいようです。
このブログでも城山などの雪景色が掲載されましたが、
木々に積もった雪が日差しを浴びてきらめく様子は格別の美しさがあります。
ところが、家の建築にとっては、雪が降るほど気温が下がることは左官仕事には大敵だそうです。
我が家はしまねの木の家で、杉の無垢材をふんだんに使い、石州瓦ですから、壁も塗り壁にしました。
予算の関係で漆喰や珪藻土とはいかなかったのですが、下地をモルタル塗りし、
樹脂製の塗料を塗って仕上げてもらうことにしました。
外壁(完成)塗り壁は、気温が下がると亀裂が入るので、平均気温が5度以上にならないと塗ることができないそうです。
予定では、外壁は1月上旬には塗り終えることになっていましたが、
年末年始の寒波で延期。
その後も気温の低い日が続き、外壁が完成したのは2月の中旬でした
。
さらにお風呂とトイレをバリアフリーで一体型とし、境を引き戸にしました。
そのためユニットバスを使わず、左官仕事でタイル貼りにしてもらい、
3月初旬にやっと出来上がったわけです。
雪が好きな私も今年は雪が降らないことを祈る毎日でした。
3月8日からは外構工事が始まりました。
来年は庭に降り積もる雪を楽しみたいと思います。