しまスタブログ

島根の草テニス事情パート2

2012年7月4日

ウィンブルドン真っ盛りの今日この頃、やはり島根スタイルも話題はテニスです!

さて、前回は「島根の草テニス大会事情」と題して、県内のそこそこテニスが出来る社会人テニスプレーヤー(愛好家)達が年間でどんな大会スケジュールの中に身を置き、シーズンを送っているのかをご紹介しましたが、今回は、県や市のテニス協会が主催するポイントがあってランキングがあるという云わば公式の大会とは別に、その隙間を埋めるかのように開催されている私設の草トーナメント(私が勝手に毎月やってるシングルスの草トーナメントです)の様子などをご紹介したいと思います。
以下は、毎月の開催後に主催者が振り返る観戦日記のようなものです。
これを見て貰えばこの草トーナメントの様子(温度的なもの)が一番わかると思いますので、一部抜粋して掲載します。
※ちなみに、あまりテニスやらない人には読むのがかなり苦痛な内容になっていると思います。その辺ご注意ください。

☆月刊Hスポ6月号

○大会当日の朝は、結構降雨があり、開催が危ぶまれた6月大会ですが、主催者の英断!?により開催決定!(なんだかんだ言って大概はやるんですが)、
大会進行とともにどんどん回復していき、午後からは 結構なテニス日和となりました。

○そんな中、殊勝にも朝7時から宍道湖一斉清掃のボランティアを終えたSさんがいつもより早めの会場入り。ただし、何日か前に捻挫された模様で、とても痛々しいお姿。「やめときない!無理しなんな!」という労りの声が寄せられる中、意地で予選2試合を消化。更に痛々しいお姿となり決勝Tが始まる前に無念の退散となりました。

○田植えシーズンを終えてテニスシーズンインのHさんが久しぶりにHC復帰です。後で述べますが、Iさんによもやというところまで迫ったNさんをオープニングマッチで軽く一蹴、と、オフシーズンの筋トレ(農作業)の成果をばっちり披露してくださいました。

テニスコート

○今回の予選で面白かったのは4試合。①グループA、Wさん対Sさん戦の6-5Wさんの魂の勝利。②グループB、Iさん対NさんのアワやNさん勝利か!?ってとこまでいったゲーム。③グルーブCWさん対Tさん戦のWさん敗北の疑惑!?の一戦。④グループDのTさん対Sさん戦の脚を引きずりながらプレーするSさんに対して、Tさんの、敵に対しておよそコート上で差し伸べることが出来る細心の注意と最大の優しさが滲み出た一戦でしたね。②は、Nさんとどうにもやり難そうにしているIさんが、1-4ビハインドというところからなんとか挽回したところが、ドキドキでした。Nさん、毎回どこまで成長されるんですか!?みたいな青天井な感覚がありました。③は、後々、下位T決勝でTさんに6-0で勝ってしまっていることから、後付けではありますが、同じ日に負けた同じ相手に普通0では勝てんでしょ!?ということから、Wさんがどうしても賞金王になりたいために故意に負けたんじゃないかという疑問が日が経つにつれて大きくなってきてます(笑)④は、勝つには勝ったんですが、足を引きずるSさんへのTさんの優しすぎるボールの配給の数々が、その労りと慈しみの御心が、傍からみていて、まるで、ネットを挟んで、Sさんの介護をしているようにさえ見えてきて、Tさんという男は、つくづく勝負事には向いてない人だなあ、と痛感してしまった一戦でした。誤解を恐れずに言わして貰えば、あの一戦は、オープンコートに自慢のストローク一閃で、秒殺すべきゲームですよ。ストロークもよくなった、繋ぐことも出来るようになった、サーブも入る時はいいのが入るようになった、脚も速い、ボレーも(脚を怠けず動かせば)出来る、あとは、やっぱこれからのTさんに必要なことは、コート上で憎たらしい男と呼ばれるようになることでしょうねえ。

○決勝Tでは、SさんがIさんを6-1で下し、4月大会の決勝の再現となりました。これで苦手意識が更に深まったんでしょうか。全部を見ているわけではないのですが、どうやら、Iさんが様子見で配球したショットに対して、Sさんが、「え?」っていう構えから「え?」っていう想定しないコースに攻めて来られて、「はっ?」っと思って返したら、すでにネットに付かれている。または、「おりゃ」って打ったショットに対し、あり得ん切り返しされて、いつの間にか劣勢に立たされているって展開に陥ることが多かったように見受けられます。どうにもSさんの変幻自在脱力テニスとIさんの石の橋を叩いて渡る的に注意深くなりつつあるテニスが噛み合わない感じがします。

~(中略)~

○というわけで、決勝T準決勝以降の試合をほとんど見てないので、優勝されたWさんの雄姿を讃えることも語ることが出来ません。ただ、決勝までの行程とスコアを拝見しながら、想像するに、予選から接戦がずっと続いていたので、ガッツの使い過ぎで精神的に相当お疲れになりながらも、逆にその接戦をものにすることでまたガッツで火を興す的なガッツの自転車操業!?いやいや、ガッツの有機的生成術により勝ち進まれ、決勝では、あの決勝勝利率フェデラー並みのTさんを凌駕してしまったんじゃないかと思います。本当に素晴らしい優勝でした。でも、これがまだ2度目の戴冠だということですから、意外や意外ですよね。これからも、知らん間に覚醒したジョコビッチのように更なる高い領域へと到達され、HC制覇の勲章を手に余るほどの増やしていっていただきたいと思います。

○ちなみに、下位T優勝はWさんです。恐るべし賞金王。狙った獲物は必ず仕留める!下位T無敗伝説!下位TでばったりWさんと出会ったら、悪いことは言わん、黙って財布を置いて、とっととおウチに帰んな!(という言い伝え)Wさんの進む道に数々の呼び名が付けられていますが、一言言わせて下さい「先生、Wくんがまたわざと下位Tに行こうとしてます」(笑)ホント言いつけますよ!?来月大会では是非、上位Tの頂点を極めて、名実ともにハーラーダービーのトップに君臨されることを期待しております。

~(中略)~

○というわけで、また一人有望な若者が離脱してしまうHCサーキットですが、実は、寂しがってもいられません、とにかく、これから夏が始まります!容赦のない日差し、でも返ってくる相手のボール、コーナ-に打ち込まれて左右に振られて・・、長い長いラリー、そうです、HCの最もHCらしい季節が始まります。皆さん、是非、日頃からのトレーニングを心がけ、HCの前の晩の飲み会はほどほどにお願いします。とにかく、救急車の来ない夏シーズンを目指しましょう!!

 ラケット

【しまねスタイルに戻って、最後に】
というわけで、毎度のお誘い文句ですが、島根に来るとほぼ毎週のように大会があって(圏内全域を見据えれば)、都市部のように参加者抑制のための出場資格の厳格な縛りなどはほとんどありませんので、その気になれば、その毎週ある大会にほぼ出場可能です。
隣の市の大会とかにも垣根なく出場出来ます。週末ツアー回りたいような方にはうってつけのところだと思いますよ。是非、島根にいらして下さい。

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