しまスタブログ

シネマなしまね・その1

2012年7月19日

見所の多い島根県、県内を舞台にしたいろいろな映画があります。
2010月5月末から全国公開された『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』では、 県内で唯一の私鉄「一畑(いちばた)電車」が舞台です。 → http://www.railways-movie.jp/

写真1

県都の松江市は、美しい夕陽で知られる宍道(しんじ)湖のほとりにあることから「水の都」と 形容されますが、この宍道湖の北岸から穀倉地である出雲平野を東西に走り、松江しんじ湖温泉から 出雲市・出雲大社を結ぶのが一畑電車です。

『映画の主人公(主演・中井貴一)は、大手家電メーカーで取締役昇進が内定した猛烈ビジネスマン。
そこに、故郷・島根に住む母が病に倒れたという一報が入ります。
また、会社ではリストラの責任者と なりますが、リストラに協力してくれた入社同期が、事故で突然亡くなってしまいます。
久しぶりに帰郷 した主人公は、ただがむしゃらに歩んできた人生を振りかえり、考えます。
仕事とは、家族とは、これか らの人生・・。
そして、子どもの頃の夢だった「一畑電車の運転士になる」ことを実現すべく会社を退職し、 一畑電車に中途入社して運転士になります。』

 写真2

写真3

ロケ地は一畑電車の沿線に点在していますが、私のおすすめの場所を3つ。

①「伊野灘(いのなだ)駅」
主人公が娘にむかい「一畑電車の運転士に応募しようと思う。」と切りだす前、この駅のホームに座って 電車を見送りながら、決意を固めます。
湖と田んぼに挟まれてポツンとある駅舎、印象的な風景です。

②「一畑口(いちばたぐち)駅」
駅が、引きこみ線のようにスイッチバックになっています。
先頭車両が入れ替わるため、運転士は鞄を もって反対側の運転席に移動するのです。
映画のおわり、主人公とその妻(高島礼子)の新しい出発が 描かれるシーンが撮影されています。

③エンドロール
松任谷由美がうたう主題歌にあわせて出雲平野の風景が映しだされます。とても美しく、イチオシです。
DVDを視て島根でロケ地探訪、いかがですか?
この映画、夫婦でエキストラ出演させてもらいました。遠目にぼんやりと映っているだけですが、 よい思い出です。

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