しまスタブログ
「長寿」の水を求めて
2013年10月1日
初秋の奥出雲町へ行ってきました。
R314号を広島県県境へ向かって車を走らせるとJR木次線出雲坂根駅が見えてきます。
駅の構内に「延命水」という湧き水があります。この「延命水」の名の由来は、昔、寿命100年を超えたと思われる古狸が好んで飲用していたことから村人も長寿の霊水として飲用したことにちなむとか。
車で訪れた方のために、駅の駐車場の近くに水くみ場が設けられています。最近では車で来られた方のために出雲坂根駅から少し下ったところに立派な水くみ場もできています。
この日も「延命水」を求めて島根、広島、鳥取、岡山方面から、多くの方が来られていました。
JR出雲坂根駅は「スイッチバック」でも有名です。隣の三井野原駅との標高差167メートルを登るために敷設されたJR西日本唯一の三段式スイッチバックのある駅です。
訪れた日はちょうどトロッコ列車が到着。多くの人が「延命の水」を求めて列車から降り水くみ場へ向かう場面も見られました。
駅から少し広島県方面へ向かうと「奥出雲おろちループ」の壮大な景色も見えます。
「延命の水」を水筒一杯に汲んだ帰路、おなかがすいたのでR314号線沿に最近できた古民家「暖々」で出雲そばを食べることに。
古い民家を改装した大変趣のあるお店です。
洋風のテーブル席と座敷があります。
この日は割子をいただきました。こしが強くて、独特の強い香りがあり大変おいしくいただきました。
大変気持ちのいい快晴の秋空の下、少しだけ寿命が延びたように感じる一日でした。
皆さんも、秋の奥出雲を訪れてみませんか。 (J.K)