しまスタブログ

2013年12月6日

2年連続“美肌日本一”の島根県。水蒸気密度の高さ、喫煙率の低さなど美肌を保つ環境条件が整っていることに加え、身近に多くの温泉があり気軽に行くことができるのも大きく影響しているのではないかと思います。
島根県内には60カ所以上の温泉があります。その中の一つである有福温泉は昭和の雰囲気漂うレトロな温泉街です。山の斜面に旅館や商店、民家が建ち並んでいます。

今年8月下旬、豪雨災害に見舞われ、温泉街までの道路が土砂崩れにより遮断されたり、多くの家屋が浸水したりするなど大きな被害が出ました。大変心配されましたが、地域の皆さんやボランティアの方々の協力で早急に復旧作業が行われ、すぐに温泉旅館も通常通り営業再開されたようです。
有福温泉には外湯(共同浴場)が3カ所あります。昔ながらの雰囲気をそのままに、地元の方々と自然にあいさつを交わすことのできる小さな温泉施設です。3つの湯をはしごして、温泉街をゆっくり堪能するのもいいかもしれませんね。

御前湯

さつき湯

やよい湯

温泉街には、ほっこりくつろげる温泉旅館がいくつかあります。そのひとつである「樋口」をご紹介します。

旅館「樋口」の入口

竹をモチーフにした建物で、内装も至る所に竹が使われていました。また随所に茶葉のお香がたかれていて、常にお茶の香りが漂い、とてもリラックスした気分を味わうことができました。ほとんどの客室が露天風呂付きになっていますが、大浴場や貸切風呂もあり、それぞれデザインがすべて異なるので、いろいろなお風呂(露店）を楽しむこともできます。部屋での食事もたいへん魅力な点で、まわりを気にせず、のんびりくつろぎながら食べられます。地元食材を使った料理はどれもおいしく調理され、絶品でした。器や盛り付け方にも工夫がなされ、目でも味わうことができました。

隣接されている「有福カフェ」もほっと安らげる空間です。竹炭コーヒーがおすすめです。

有福カフェ

大変人気があり、リピーター率も高い当旅館は、スタッフの接客も含めて、おもてなしの心を肌で感じられる素敵な宿でした。
福が有ると書いて「有福温泉」。なんだか良いことがありそうな温泉名も、県内外から多くの旅行客が訪れる要因かもしれませんね。 　 (A)
有福温泉HP　→　http://www.arifuku.net/

旅館「樋口」HP　→　http://www.ryokanhiguchi.com/