立地企業インタビュー

立地企業インタビュー

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株式会社ブレイブスタジオ

西村洵輝代表取締役社長西村洵輝 代表取締役社長

2018年11月、株式会社ブレイブソフトの子会社として島根県松江市に誕生した株式会社ブレイブスタジオ。Ruby発祥の地であるここ島根で、ブレイブソフトグループの技術力を活かした高品質なスマートフォンアプリ開発及びWebシステム開発を行っています。

「ものづくりで人々を幸せに」「自分の枠を超える挑戦」「島根から世界に」の3つを企業コンセプトに掲げ、常に進化し続ける企業を目指して日々邁進されている西村代表取締役社長に、島根に進出された経緯や今後のビジョン等について伺いました。

1.御社の事業内容や開発・製造されているものについてお聞かせください。

Rubyを活かしたWebシステムやスマートフォンアプリの開発が中心

島根拠点だからこそRubyを積極的に活用島根拠点だからこそRubyを積極的に活用

弊社は株式会社ブレイブソフトによる100%出資の子会社で、昨年(2018年)に設立しました。主な事業内容はスマートフォンアプリの受託開発ですが、Ruby技術者の多い島根に拠点を構えていることもあり、スマホアプリのバックエンド(システムの裏側で動作する部分)をRubyで開発したり、RubyによるWebシステム開発を行ったりもしています。

今後は自社サービスの開発にも力を徐々に入れていきたいと考えています。

2.社内での島根の位置づけは?

経営の中枢であり、大規模開発の際の開発拠点のひとつでもある

明るく働きやすいオフィス内風景明るく働きやすいオフィス内風景

グループ全体としては、親会社のブレイブソフトの他に中国やベトナムにも子会社があり、ベトナム拠点ではオフショア開発を行っています。

そんな中で、弊社ブレイブスタジオは本社が島根なので、経営の中枢であると同時に、グループ全体で見たときには大規模開発を行う際の開発拠点のひとつとなります。
島根拠点で開発を行うメリットとしては、やはり都内に比べて人的コストが抑えられる点と、オフショアと比較するとより高品質なものづくりができる、という点がありますね。

さらにRubyを中心としたサーバーサイドの人材が弊社には多いので、バックエンドの開発でグループが受託した案件に貢献できることが多いです。

3.島根県に進出された経緯についてお聞かせください。

代表者の出身地であり、Rubyエンジニアの割合が高い島根を選択

企業立地の調印式の模様企業立地の調印式の模様

もともと私は親会社のブレイブソフトに所属していて、そこで事業部長等、管理職を任されておりました。その中で「もっとエンジニアやITに関わる人たちがパフォーマンスを発揮できる環境を作れないか」ということを考えて、それは東京ではなく、地方の方が作りやすいのではと思い、子会社設立を決めました。
その地を島根に決めた理由としては、私の出身地であることや、助成金が他の県に比べて手厚いこと、Rubyエンジニアの割合が多くて、サーバーサイドの人材を集めやすいと思ったことなどが理由になります。

あと重要なポイントとして、他のIT企業も多数島根に進出していることです。これが非常に重要なポイントでして、やはり地方進出で苦戦するのが「人集め」であることを予想していたので、UIターンで他県からの流入を見込む場合に、同じ業種の会社が複数あった方が、求職者の移住への心理的ハードルは下がると考えました。
転職に失敗しても他の企業があるから大丈夫と思わせられるというのは、アピールポイントになるかと思います。全ての人にマッチする会社などないので。

4.どのような社風だと思われますか?

何事にも挑戦していくチャレンジングなメンバーが多い

親会社ブレイブソフトのメンバーと共に親会社(株)ブレイブソフトのメンバーと共に

グループ全体に共通して言えるのは、やはり色々なことにどんどん挑戦していく人材が多いことですかね。

中には新しい世界に飛び込みたい、自分の会社を持ちたい、などの理由で退職するメンバーもいますが、会社を離れてもお互い繋がりを持ち続けて別の機会に一緒に仕事したり、そういう前向きでチャレンジングなメンバーが多い気がします。

5.実際に島根県に立地されて良かったと思われる点をお聞かせください。

固定費が安く、通勤も快適

駅前の物件でも家賃は格安駅前の物件でも家賃は格安

一番いいところは家賃や駐車場代などの固定費の安さです。

松江駅前に事務所を構えていますが、親会社の東京の家賃と比べると格安ですし、さらに島根県と松江市とそれぞれから家賃助成もありますので、自社の負担がかなり軽いですね。

また従業員が満員電車で疲弊することなく働けるというところも、本来やりたかったことを実現できていると感じています。

「人材確保・育成補助金」という補助金も有難くて、採用活動にかかる費用の助成もしていただいています。

6.逆に島根県のデメリットと感じられていることをお聞かせください。

新幹線が早く開通してほしい

東京・大阪への行き来がより便利になることを願う東京・大阪への行き来がより便利になることを願う

率直に言うと、新幹線が通ってくれるといいなあというのが本音です。

弊社のクライアントはほぼ東京か大阪でして、他県に出るときは空港か車という選択肢しかないのですが、飛行機は運賃が割高ですし、車はやはり移動時間がかかりますからね。

普段はオンラインでの打ち合わせがメインですが、営業は基本対面が多いため、交通の便がより便利になることを願っています。

7.採用にあたって、御社の求める人物像についてお聞かせください。

島根発最強ものづくり集団を目指して

新しいことに挑戦し続ける人材が理想的新しいことに挑戦し続ける人材が理想的

弊社は「島根発最強ものづくり集団」を掲げております。

最強のものづくりをするために、プロ意識を持ち、常に向上心を持ち続けている人を求めています。

IT業界は常に動きが激しく、ここ10年くらいの間でもめまぐるしくトレンドが変化しました。ですから、常にトレンドを追い続けて、新しいことに挑戦し続けることのできる人材を迎え入れたいと思っています。

8.人材育成に関する考え方や取組についてお聞かせください。
人材確保にあたって、配慮・工夫されている点はどういったことですか?

リファラル採用、ジョブカフェ、自社サイトでほぼ賄えている

最適な人材育成法を日々模索中最適な人材育成法を日々模索中

人材育成については、色々な方法を試しながら、最良な方法を模索中です。

人材確保は、リファラル採用(社員が友達などを紹介して採用する仕組み)、ジョブカフェ、会社HPからの直接の問い合わせがメインです。

リファラル採用については、社員の友達などの場合だとミスマッチを防ぎやすいので、非常に有効だと考えております。

他にも求人媒体を検討していますが、当初の想定は上記3つで賄えている形です。今後については、UIターンでの採用、FacebookなどのSNSで認知向上による問い合わせを増やしていけたらと考えています。

9.福利厚生などへの取り組みの内容や考え方についてお聞かせください。

エッジの効いた制度を取り入れて実験中

業務の合間にリラックスできるスペースも業務の合間にリラックスできるスペースも

この拠点を立ち上げるにあたって、働き方や個々のパフォーマンスの発揮の仕方について、少しエッジの効いた拠点にしたいなという思いがありました。
会社だけに縛られる働き方よりは、様々なコミュニティに所属しながら、自分のスキルをどんどん高めていけるような環境に身を置いて欲しいと思っています。

例えば「在宅リモートワーク制度」「リフレッシュ休憩制度」「フレックス制度」などを設けて、比較的柔軟な勤務時間の中で最大限のパフォーマンスが発揮できるよう、ある程度個人の選択に幅を持たせているつもりです。
ただまだ若い会社ですので、そのあたりはスタッフのパフォーマンスや状態を見ながら、より最適な制度に徐々に変えていけたらと思っています。

他には住宅手当の支給や、変わったところでは「山籠り制度」なんて制度もありまして、これは有休を使って自分の勉強をする場合に、会社から手当を出す制度です。
その他、「兄さん(姉さん)制度=いわゆるメンター制度」もあります。

10.社員の目線から見て、どのような会社・社風であると感じますか?

メンバー同士のコミュニケーションも円滑

会社立ち上げ期から共に歩んできた中島さん会社立ち上げ期から共に歩んできた中島さん

(創業期に入社された中島さんに伺いました)
私はこの会社の立ち上げ期から西村社長と共に仕事をさせてもらっています。
社長に一緒にやろうと声をかけていただいたときは、これから立ち上げる新しい会社、というところにとても魅力を感じて、入社を決めました。
これまで複数のIT企業での開発経験があり、様々なチームに所属して仕事をしてきましたので、その経験を活かしたチームビルディングに取り組んでいる最中です。

弊社は社内でのコミュニケーションが活発に行われていて、雰囲気はとてもよいと思います。社長との距離も近いです。
私自身、自宅から徒歩で通勤していますので、もともと東京で働いていたことを思うと、大変快適な通勤環境です。

働きやすいオフィスですし、色々と新しいことに挑戦できる環境が整っていますので、これからぜひ新しい仲間を迎えて共に成長していけたら嬉しいです。

11.今後の事業展開、展望についてお聞かせください。

自社サービスリリースに向けて準備中

来年「to C」向けの自社サービスを展開する予定です。
まだ詳しいことはお話しできないのですが、エンドユーザーを増やして、気軽に使ってもらえるようなものにしていきたいと思っています。

12.IT関係の求職者の方にメッセージなどあればお聞かせください。

余計なストレスがなく、仕事に集中できる島根をぜひ選択肢のひとつに

東京で働いた経験があるからこそ、の西村代表の言葉東京で働いた経験があるからこそ、の西村代表の言葉

都会での就職を検討中の方も多いかもしれませんが、東京と島根と両方で働いたことのある私からお伝えしたいことは、都会での就業は、仕事そのもの以外のストレスがかなり多いということです。

IT業界の大きなメリットは、働く場所を選ばないことです。
高い家賃を払ったり、満員電車に揺られたり、そんな苦しい思いをすることなく快適に働ける環境が島根にはあります。

島根には比較的IT企業が多いので、是非エンジニアを目指してみてください。

会社の基本情報およびお問い合わせ先

株式会社ブレイブスタジオ

会社名:
株式会社ブレイブスタジオ
所在地:
〒690-0003 島根県松江市朝日町480-8 松江SKYビル306
URL :
https://www.bravestudio.co.jp/
親会社:
株式会社ブレイブソフト
〒108-0014 東京都港区芝4丁目13番2号 TAMACHI FRONT BUILDING 6階
URL :
https://www.bravesoft.co.jp/

(2019年9月取材)

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